はじめまして

 はじめまして。古本屋グラッパの店主です。といってもウェブ・ショップで、実店舗はありません。今年の5月頃から創めました。
 「頃から」とはなんともあやふやな言い方でしょう。
 実は私、オンラインの古本屋をやろうと決心した3月までパソコンに指一本触れたことがなかったのです。
 怖いですねぇ。運転免許を持たない者が運送屋をはじめるぞと決心するようなものですね。今でもパソコン操作は危なっかしい限りで、運転技術で言うと仮免を取ったか取らないかのレベルです。まあ車の運転と違って人を轢き殺したり器物を損壊したりはしないので開き直ってはいますけど。
 でもこの「開き直り」の境地に達するまでには数ヶ月を要しました。せっかくホ-ムペ-ジ作成ソフトを買ってきてインスト-ルしたのにそのソフトをうまく使いこなせない。ホ-ムペ-ジ作成ソフトってやっかいなホ−ムペ−ジ作成を簡単にできるようにするソフトだろうが。なぜそれが簡単に使えないんだ!「ピアノの鍵盤じゃあるまいし、キ−ボ−ドをフォルテッシモで叩いてちゃ壊れちゃいますよ!」何度妻に言われたことか。悪いのは全て私の頭脳であることはわかりきったことなのですが。
 そんなこんなでつい最近までわが店舗の外観はまるでバラック小屋のようで、それが格好悪くって同業者に「相互リンクを張らせてくれ」とも頼めず、つまりは人通りのほとんどない路地裏のボロ店舗で、外から見ると営業しているのかしていないのか判らないような状態で店を開いていました。
 うれしかったのは、何の検索に引っかかったのか廃屋状態のわが店舗を訪れてくれて並べてある商品を買ってくれたお客様がいたことでした。これは正直大きな励ましになりました。店構えがボロなのはウェブデザイナ−にお金を出しさえすれば劇的ビフォ−アフタ−で立派に変身させられるけれど、どんな商品を棚に並べるかは店主が判断するしかなく、私が売れると判断して並べた商品をお客様がはたして買ってくれるのかどうか、いちばん心配していたからです。
 日が経つにつれ、少しづつではあるけれどホ-ムペ-ジ作成の操作に慣れ始めており、まだとても「立派な店構えだ」と言われる様にはなっていないものの以前に比べればましになったと我ながら思っています。
 こんな日記を書き綴りはじめたのも少しは精神的余裕が出てきたからかな。
 古本屋グラッパのURLを載せておきます。興味のある方はクリックしてみてください。
http://grappa-b.com